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2006年 02月 24日

バリローチェ 三日目

c0049109_22242960.jpgパタゴニア地方とは、アルゼンチンのちょうど南北の中間あたりを流れるコロラド川から南の地域全体のことを指し、その面積は隣国チリも含めれば日本3倍にもなる。バリローチェブエノスアイレスからは、かなり南にあるものの、パタゴニア地方では最北端に位置する街となり、よってパタゴニアの玄関口と呼ばれている。バリローチェ周辺にも素晴らしい自然の景色が広がってはいるが、本来パタゴニアといわれて想像する氷河地方やパイネ国立公園などは、ここからさらに1000キロほど南に行かなければならなかった。当然、そこまでは飛行機を使うことになり、また国立公園などをまわるにはツアーに参加するしかなかった。世界最南端といわれるウシュアイアなど、行ってみたい気持ちはあったものの、時間と予算を考えると、そこまで行くのは諦めざるを得なかった。

午前中に街にあるパタゴニア博物館に行ったエルリッヒルディが宿に戻ってきた。予定を変更して、自分と一緒にチリにあるプエルト・モンへ行くことにしたという。そして、プエルト・モンから首都のサンチアゴまではレンタカーを借りて北上していくので、ぜひ一緒に行かないかと誘われた。チリに入ったら、すぐにバスでサンチアゴまで行こうと考えていた。というのは、その間にはほとんど見るべきところがないと思っていたからだった。ところがエルリッヒが説明するには、チリの南側には有名な湖水地方があり、アンデス山脈が奥に聳えたその景色はまた格別なものだと力説し始めた。ただ、そこに行くには公共交通機関がほとんどないので、レンタカーを借りるしかないのだという。こういう時は旅の達人であるドイツ人に全てを任せた方が断然良く面白そうなので、その案に便乗させてもらうことにした。

夕食後、テレビではサッカーの親善試合が放送されていた。最初はチリ対どこかの国の試合を中継していたが、その後はいよいよ地元アルゼンチン-ルーマニアの試合が始まった。宿の中はすでに興奮状態に入っていたが、そんな雰囲気の中をアルゼンチンが先制した。もうすっかりお祭り騒ぎである。ところがルーマニアに追いつかれてしまい、そのまま試合は小康状態のままが続き終了に近づいてきた。お祭り騒ぎは一転して、テレビの前は暗いムードが覆っていた。しかし終了間際、アルゼンチン代表は奇跡的に2点を入れて、ルーマニア代表を見事に破った。もちろん見ていたアルゼンチン人は先程にも増して大騒ぎである。そして、なんといっても笑えたのは中継していたアナウンサーの絶叫ぶりだった。あくまで親善試合でこの調子では、ワールドカップやクラブ選手権などで優勝でもしたら、どうなってしまうのかと想像しただけでも苦笑できた。
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by gonburimo | 2006-02-24 22:19 | South America 1998


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