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2006年 02月 23日

バリローチェ 二日目

朝から曇り空で小雨もぱらつく天気では、こういった景色を楽しむ観光地ではやることがない。仕方がないのでベッドで本を読んでいると、昼前にルディが、天気が回復したぞと教えてくれた。急いで着替えて外に出ると、本当に気持ち良いぐらい晴れていた。街に出て、次の目的地であるチリプエルトモンまでのバスチケットを買った後、街からバスに乗って30分ほどの場所にあるカンパナリオの丘 に向かった。バリローチェを包むように広がるナウエル・ウアピ国立公園 には、山や森に湖といった自然の魅力があふれている。それを一望できるのが標高1,060mカンパナリオの丘 だった。丘の頂上まではスキー場にあるようなリフトが出ていて、値段が上がっていたのは癪に障ったが、それ以外に上る方法もないので、しぶしぶ払った。

c0049109_22183761.jpgところが頂上に着いて眺めた光景はどうであろう。そんな数ペソのことで憤慨していた自分がなさけなくなるほどの自然の大パノラマが広がっていた。ロペス山・オットー山・カテドラル山 と連なり、平野部には氷河によってつくられた湖が点在していた。南米のスイス と呼ばれるバリローチェだが、はっきりいってスイスアルプス に行ったことがないので比較しようがなかったが、期待していなかっただけにその光景には感動せずにはいられなかった。そんな素晴らしい景色が広がっているのに、不思議と他に観光客がいないのも気に入った点で、本当に音らしい音は風の音ぐらいで、まさに贅沢を独り占めしている気分を味わえた。一応、頂上には見学できる展望台のような場所もあったが、基本的にはむき出しの岩肌に自ら上って好きなように楽しむことができた。バックから買っておいたサンドウィッチを取り出して食べながら、本当にここまで来て良かったと素直に感じた。

ここまで感動してしまうと、なかなかリフトで下りるのが惜しくなってしまい、ようやく日が落ち出してきたのを確認してから丘を後にした。街に戻ると、山の麓へ夕日が沈んでいくのが見え、山肌が赤くなっていて、それを湖畔から眺めながら絵葉書を書いた。宿ではこの日の夕食がアサードパーティー になっていて、庭先でどんどん肉が焼かれていた。アルゼンチンという国は本当に畜産が盛んなためか、どこへ行ってもこのように年がら年中、肉を食べているのかと思うほどだった。ソファが置かれた団欒室にあるテレビからはCNN が流されていた。アメリカイラクに対して空爆 を行ったというようなニュースが報じられていたが、地球の南端にある美しく静かな場所にいると、それが同じ地球の上で起こっていることとはとても思えなかった。
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by gonburimo | 2006-02-23 22:13 | South America 1998


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