2005年 09月 19日
朝6時過ぎ、朝靄の中をバスはハニアを出発した。こんな早い時間でも満員であるのだから、よほど人気があるのだろう。ちょうど1時間ほどでサマリア渓谷の玄関口オマロスという村に到着した。ここからは、個人行動でひたすら最終目的地のアギア・ルーメリという海岸まで歩くのみであった。その全長18Kmの渓谷の前半戦はひたすらに下っていくといった感じだった。このトレッキングは一年のうちでも限られた期間しか開いていないということで、またあまりにも気温が暑すぎると封鎖されてしまうとのことだったが、9月に入ったこの日は朝ということもあり涼しかった。 途中で休憩したりして、2時間ほど下ると、今度は渓谷の間を歩いていくようになった。深く切り立ったその光景は素晴らしく、空気が美味しいように感じられるから不思議だった。このサマリア渓谷のトレッキングは、山頂部から海外へ歩いていくほぼ一方通行のため、人を抜き去ることはあってもすれ違うことはなかった。4時間ほど歩いた末、渓谷が開けたところに海岸が広がっていた。つまりハニアやイラクリオンのある北部とは反対側の南部の海に出たことになる。きついという感覚はほとんどなかったが、辿りついたという達成感だけは溢れていた。 海岸では帰りのフェリーの時間までは自由時間となった。ペースが速かったのか、まだ人は少なかったが、時間が経つにつれて続々と到着してきた。誰もがその開かれた海に感激して、そのまま海に流れ込んでいった。その開放感からか、多くの女性がトップレスで泳いでいた。あまりにもあっけらかんとしている彼女達からは恥ずかしいとかそういう雰囲気は全く感じられなかった。夕方近くまで海水浴を楽しんだ後、フェリーに乗って近くの港まで運んでもらい、そこからはまたバスに乗りハニアに戻った。宿に着いた時にはすでに8時近くになっていた。簡単な夕食をとった後、シャワーを浴びると少し肌がひりひりして痛かった。クレタの日差しはまだまだ強烈だったようだ。
by gonburimo
| 2005-09-19 23:41
| Turkey & Greece 1996
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